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柏の葉キャンパス駅周辺開発から考える

  • 合同会社メドリエスト
  • 6月27日
  • 読了時間: 2分

月10日の日本経済新聞(電子版)で柏の葉キャンパス駅(千葉県柏市)周辺開発に関する記事を読みました。研究機関や大学を軸に医療・バイオ関連の事業集積が急速に進み「第2の米ボストン」を目指すとの内容でした。


20年近く前に同駅周辺の開発プロジェクトが計画された際に、私はプロジェクト立ち上げの参加企業の一員としてキックオフミーティングにも参加していました。医療・バイオ関連の研究施設と住居、生活、健康管理支援施設、来訪者のための宿泊施設の整備などテーマに上がっていました。いまでいうDXを前提とした構想で、当時は技術的な課題も多く夢物語ではと思いながら参加していた記憶が残っています。


しかしながら、大学や研究施設、医療機関とそれをサポートする施設の誘致など駅周辺開発の進行とともに徐々に当初イメージが形になり始めていきました。当初の箱ものの集積という印象から、構想に沿った中身が伴った開発に至ったのだと思います。


三井不動産の主導で進められてきた一大プロジェクト。時間をかけてここまで進めるのことが出来たのは大手ディベロッパーだからということだけではなく、それ相当の胆力と構想力なしでは実現しなかったのではないかと思います。今後の人口減少と地域社会の構造変化の中で、地域再開発のよい参考事例になることを期待したいものです。


代表社員  山本 浩司

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